信号源となる発振器がないときに、パソコンなど、音源ファイル再生デバイスによって正弦波を出力させるためのデータ、Wavファイルを作成するアプリケーションです。
フォーマットは、16bit、44.1kHzサンプリング、ステレオです。
LチャネルはSin(ωt)、RチャネルはCos(ωt)となっており、チャネル間には90度の位相差があります。
それぞれの出力で同期検波を行えば、ベクトル(複素数)データを取得できます。
ポータブルプレーヤーが発振器の代わりにもなりますので、使い道は結構あると思います。
MakeSinWavFile.zip 実行ファイルのダウンロード
MakeSinWavFile.cpp ソースファイル
実行時、次のエラーが出る場合は「Visual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」をインストールしてください。
「MSVCR120.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。」
ダウンロードページで実行環境に合わせて、64ビット:vcredist_x64.exe、32ビット:vcredist_x86.exeにチェックを入れてください。
コマンドラインから実行し、引数は
MakeSinWavFile ファイル名 周波数 長さ[秒]
で呼び出します。実行後、指定したファイル名のWavファイルが作成されます。
バッチファイルの例です。100Hzから1-2-5ステップで10kHzまで、10kHz以上は12k、15k、20kHzのWavファイルを作成します。
MakeSinWavFile 100Hz.wav 100 60 MakeSinWavFile 200Hz.wav 200 60 MakeSinWavFile 500Hz.wav 500 60 MakeSinWavFile 1000Hz.wav 1000 60 MakeSinWavFile 2000Hz.wav 2000 60 MakeSinWavFile 5000Hz.wav 5000 60 MakeSinWavFile 10000Hz.wav 10000 60 MakeSinWavFile 12000Hz.wav 12000 60 MakeSinWavFile 15000Hz.wav 15000 60 MakeSinWavFile 20000Hz.wav 20000 60
各チャネルの出力波形です。CH1が R、CH2が L で右端に周波数と各チャネルのRMS測定値が表示されています。
Math(一番下の波形) = CH1 × CH2
Math(一番下の波形) = CH1 × CH2