Automatic Measurement Systems
NI-MAXでIVIのセットアップ
IVI計測器ドライバの設定をNI-MAXで行います。
このセットアップは、NI-VISAとNI-MAXがセットアップされている状態で行ってください。これらがインストールされていない環境では動作しないので注意してください。
IVIドライバのインストール
OSの環境に合わせて必要なものをダウンロードしてください。
各メーカのIVIドライバにはCやCOM、.NETがあります。Simple MeasureではIVI-COMと.NETドライバが使用できます。.NETドライバには対応していない測定器がありますので、COMドライバのラッパを使用します。
・ 共有ドライバ:IVI Shared Components
・ .NET用(必要に応じて):IVI.NET Shared Components
・ NI-MAXでIVIドライバの設定を行えるようにする:IVI Compliance Package
・ 34401AのIVIドライバ
サンプルとしてKeysightの34401Aのドライバを使用します。
このドライバはCとCOMなので、Simple MeasureではCOMのラッパを使用します。
34401A Digital Multimeter IVI and MATLAB Instrument Drivers
以下は、Keysightの34401AのIVIドライバを使って説明します。
34401AのIVIドライバをインストールすると[Advanced][Instrument Driver Software Modules]にAg34401が表示されます。
セットアップされていることを確認したら登録をします。
まず、Driver Sessionsで右クリックし、Create New(case-sensitive)を選択。ここでは名前を、Dmmにします。
次に、Software Moduleを設定します。
Softwareタブを選択して、Software ModuleのドロップダウンリストからAg34401を選択します。
次に、Hardwareタブを選択して、Hardware Assertを追加します。
Addをクリックして、NameはここもDmmにし、Resource DescriptionにVISAのアドレス(ここではGPIBでアドレス22)の“GPIB0::22::INSTR”を設定し、チェックボックスにチェックを入れます。
次にLogical Namesを設定します。
Logical Namesで右クリックし、Create New(case-sensitive)を選択。ここも名前をDmmにします。Driver SessionのドロップダウンリストからDmmを選択します。
最後にSave IVI Configurationをクリックして設定を保存します。
以上で設定は終わりです。
測定器を変更する場合はDriver SessionのSoftwareとHardwareタブの設定を変更することによって行えます。